薄々気になってた Intel Edison を入手したので遊んでみます。
とはいえ参考にさせていただいた SDカードサイズの極小コンピューター、「Intel Edison」を手に入れた – PSYENCE:MEDIA にもっと詳しく書いてあるのでほぼ備忘録です。
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Edison はそのサイズもあって開発にはピッチサイズ変換用の拡張用ボードが必要です。Intel 謹製の拡張用ボードには Breakout Board と Arduino 互換のものがあるようですが(2014/11/17 現在)、とりあえず在庫があったので Breakout Board を購入してみました。Arduino 互換の方が数あるシールドと簡単につなげそうではあります。
梱包を解いたのがこれ。
USB ケーブルは付属していないので注意が必要です。梱包物は Edison と拡張用ボード、それとマウントして止めるための金具が付いているだけ。USB ケーブルの口は二つありますが、片方は OTG でもう片方はシリアル通信用ということでとりあえずは一本でも大丈夫。
箱も小さいです。
最初、さーてどうしよっかと公式サイト見て回ってたんですが https://communities.intel.com/docs/DOC-23148 によれば
Note: If you’re using Intel® Edison for the first time, we recommend starting with the Intel® Edison kit for Arduino* expansion board. The following Intel® Edison Getting Started Guide has been written for use with the Arduino expansion board (Edison Arduino expansion board hardware guide_331191-002.pdf). If you are using Intel® Edison for the first time with a different expansion board, please consult documentation provided by the supplier of that expansion board.
とかあって早速 Breakout Board Kit にしたことを後悔しそうになります。
気を取り直して IntelEdisonStartGeneric – スイッチサイエンス を参考にしてまず HoRNDIS をインストールします。*1
その次に USB コネクタを接続して母艦の Mac に接続。一本で繋ぐ場合は "Intel Edison" の文字から見て右下の口につなぎます(ここで右上につないでも電源供給されないのでダメです)。電源供給されると緑色の LED が点灯します。
"Multifunction Composite Gadget" というインタフェースが現れるのでそこの IP を 192.168.2.2 などとします。
SSH でパスワードなしの root でログインできます。/etc/version を cat すると焼かれているイメージのバージョンがわかります。
$ ssh root@192.168.2.15 root@edison:~# ls otp.bin root@edison:~# cat /etc/version edison-weekly_build_56_2014-08-20_15-54-05
ここで Edison のイメージを更新します。https://communities.intel.com/docs/DOC-23242 から最新のビルド済みイメージ(Edison Yocto complete image)をダウンロード。
https://communities.intel.com/docs/DOC-23242
zip を展開して、中身をマウントされている Edison フォルダにコピーします。
その後 Edison のシェルに戻り
root@edison:~# reboot ota
とすると新しいイメージが焼かれます。しばらく時間がかかりますがここで電源供給が止まったりすると起動しなくなったりする気がするのでしばし辛抱。
自分の場合はネットワークインタフェースもリセットされてしまったのでもう一回プライベート IP を振ってやって known_hosts に一度登録されていた鍵を削除して SSH でつなぎ直しました。
root@edison:~# cat /etc/version edison-rel1-maint-weekly_build_16_2014-10-14_14-56-19
アップデートされていることを確認。
その後は
root@edison:~# configure_edison --setup
でホスト名を設定したり Wifi の設定をするだけで
のようにブラウザからアクセスできるようになります。簡単!
次はなんかセンサーをくっつけてみようと思います。
参考)
- IntelEdisonStartGeneric – スイッチサイエンス
- http://drejkim.com/blog/2014/10/29/getting-started-with-intel-edison-on-os-x/
*1:Yosemite だったのと最初つなぐとこ間違えてて上手く認識されなかったのでサイトのガイドに従って NetworkInterfaces.plist と preferences.plist を削除したりしましたが必要なかった気もします